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  • 県執行部は辺野古問題の答弁で誤りがあったと謝罪し訂正した
  • 県議会は4時間空転。自民は本会議召集に応じず5人の質問が無効に
  • 自民は「重大な局面でのミス」と批判。副知事は「反省している」

 県議会11月定例会は8日、名護市辺野古の埋め立て承認取り消しに関連する県執行部の答弁をめぐり午前10時45分から約4時間空転した。

埋め立て承認取り消しの答弁修正をめぐる県の対応に反発した自民が本会議出席を拒否したまま一般質問が進められた=8日、県議会

 町田優知事公室長は取り消しの理由について3日の自民党の代表質問で「埋め立て承認願書に瑕疵(かし)があった」と答弁したが、8日の照屋守之氏(自民)の一般質問で「『承認願書』は誤りで、『承認』に瑕疵があった」と謝罪し訂正した。自民は翁長雄志知事にも謝罪を求めたが、県は応じなかった。

 自民は知事が謝罪しないことに反発し午後2時30分の本会議再開の召集に応じなかったため、照屋氏を含めた5人の自民所属議員が通告していた一般質問が無効となった。県議会会議規則では質問を通告した議員が議場にいない場合、通告の効力を失うと定められている。県議会事務局によると、質問者が議場に不在で質問通告が無効となったのは今回で5例目。

 具志孝助幹事長は本会議終了後に会見し「国と県の訴訟に発展している辺野古問題で重大な答弁ミスがあった。訂正前の『承認願書に瑕疵がある』という答弁では、国側の手続きに誤りがあるということになり、訴訟にも影響が出かねない」と指摘。知事の対応について「重大な局面で執行部が答弁をミスし、その釈明も謝罪もしないのは断じて許せない」と批判した。

 安慶田光男副知事は本会議終了後に記者団に対し、答弁に誤りがあったことについて「今後気を付けていかなければならないと反省している」と述べた。

 また、自民は喜納昌春議長に「野党と調整せず本会議を再開させ、議員の質問権を奪った」と抗議し、喜納議長は「私も残念に思う。(議事運営の)力量が足りなかった」と謝罪した。