琉球銀行(川上康頭取)と沖縄タイムス社(豊平良孝社長)のベンチャー企業育成事業「オキナワ・スタートアップ・プログラム」で支援先として採択されたベンチャー企業11社の事業発表会が3日、沖縄県恩納村の沖縄科学技術大学院大学(OIST)であった。採択企業の代表らが、出資獲得や事業提携を目指し、独自のアイデアや最先端技術を基にしたビジネスプランを投資家などに売り込んだ。

ベンチャー企業の事業説明を聞く企業の担当者ら=3日、恩納村・沖縄科学技術大学院大学

 11社は、ITを活用して中小企業の経営改善や人材育成につなげたり、栄養学の研究技術でサプリメント開発を目指したりしている。昨年12月に同プログラムに採択され、事業計画の策定や資金調達などで支援を受けている。

 OISTの研究員らでつくるショーディッチは、プロテインを独自の技術で固めたボールを紹介。3億円の出資を集め、プロテイン市場に参入すると説明した。

 マーケティングを担当する森麻紀子氏は「世界的に長寿の島として知られる沖縄から、プロテインやサプリメントを発信していく」と意気込みを語った。

 スマートフォンやタブレット端末で、利用者とドライバーを直接つなぐ宅配システムを関東と関西で展開しているCBcloudは、県内市場への参入を模索している。松本隆一代表は「特区を活用して、貨物事業者以外の宅配を実現したい」と述べた。

 琉球銀行の川上康頭取は「総額2億円のファンドを立ち上げるなど起業支援を充実させてきた。ベンチャー企業の成長のお手伝いを続けていく」とあいさつした。

 沖縄タイムス社の上原徹専務は「多彩な内容で、新しい時代を担っていく企業が多いと実感した。変革の先頭に立って県経済の発展に貢献してほしい」と期待した。