9秒でまるわかり!

  • 就任満1年で翁長知事は「公約95%着手、入り口開けた」と振り返った
  • 基地問題で安倍政権を「対話よりも強権的」と厳しく批判
  • 来年の宜野湾市長、県議、参院の各選挙で直近の民意が重要とした

 翁長雄志知事は10日、就任して1年を迎える。知事は9日夕、沖縄県庁で記者会見し、公約の達成率を「95%をしっかり着手、拡充し、入り口を開けた」との認識を示した。

知事就任1年で会見する翁長雄志知事=9日、沖縄県庁

 1年の自己評価は「我田引水かもしれないが、これ以上できませんというくらい精いっぱいやった」と強調。

 名護市辺野古の新基地建設を阻止する公約を念頭に「県民の熱い思いを背に受けて一つ一つやってきたことが思ったよりいい形で積み重ねてこれた」と手応えを示した。

 基地問題で対峙(たいじ)してきた安倍晋三政権には「強力な政権だが、余裕がない。浮足立っている感じがする」と論評。

 「対話よりも強権的に進めていくところがあり、沖縄を見る場合もまずは領土として戦略上、何の役に立つかという視点でしか、ものを見る目がない」と厳しく批判した。

 来年以降の展望は「沖縄の民意が、ないがしろにされている。民意という意味では宜野湾市長選が大きな選挙になる。あらためて民意を示すあり方を選挙でも広げたい」と強調した。

 宜野湾市長選、県議選、参院選を通じ、新基地建設に反対する直近の民意を示す重要性を示した。

 県職員には「前県政と価値観が違うので戸惑いもあったと思うが、手堅くここまで持ってきてくれた。心から感謝したい」と謝意を強調した。「基地問題を通じて職員の意思疎通、意識改革にもつながってきたと思う」と述べた。