2018年(平成30年) 6月18日

沖縄空手

「発祥の地」を発信、沖縄空手会館が1年 継承に効果、課題は展示室周知

 沖縄空手会館(豊見城市)が4日で、開館から1周年を迎えた。同日はこども空手体験教室や施設見学ツアーなど1周年を祝う記念イベントも行われる。「空手発祥の地・沖縄」を国内外に発信し、沖縄伝統空手・古武道の継承発展につなげる拠点として、県内外、海外の空手家らが完成を待ち望んだ。昨年8月の世界11カ国の空手愛好家が参加した沖縄空手国際セミナーや県内各流会派の演武会など道場施設は昨年12月までに約3万5千人が利用した。(社会部・西里大輝)

開館1周年を迎えた沖縄空手会館=豊見城市(小型無人機で下地広也撮影)

 今年8月には県主催の「第1回沖縄国際空手大会」があり、その県内予選も24、25日に開かれるなど今後も幅広い活用が見込まれる。

 一方で、沖縄空手の歴史やツールを学ぶ展示施設の利用は目標には届かず、県空手振興課は「同会館の認知度を上げて、道場施設だけではなく展示室という殿堂もあることをもっと周知して、県民の財産として多様な活用の仕方を提案していきたい」と意気込む。

 同課によると、2017年4~12月までの道場施設利用者は3万4387人。競技コートを配したメインの道場は空手の稽古やセミナー、演武大会のほか、保育園の親子レクやMICE商談会、木工芸製品を一堂に集めた沖縄ウッディフェア、クラシック音楽の演奏会など多様な催しの会場としても使用されている。

 同じ道場施設の研修室や鍛錬室もヨガや太極拳のサークルなどに活用されており、同会館を管理運営する沖縄観光コンベンションビューロー担当者は「カルチャースクールを紹介する数千人規模のイベントも今後予定している。門戸を広げていきたい」と話す。

 一方で、沖縄空手を学ぶ展示施設への入館者数は伸び悩む。年間3万3千人の目標に対し、17年4月~12月の有料入館者数は1万3239人(達成率40・1%)。同課も目標達成は厳しいとみており、「県民含め空手を解説した展示室があるとの周知不足があった」と説明した。

 同課の山川哲男課長はさらなる活性化に向け、同会館内にある案内センターの機能強化と活性化、海外の知識階級層の心を捉えるような展示内容の深掘りが必要とし、「世界中の空手愛好家が一生に一度は必ず沖縄に来て空手会館の道場施設で稽古し、展示資料室で知的好奇心を満たされ、自分の国に帰っても、またいつか行きたいという循環をつくっていきたい」と語った。

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