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  • 那覇市の生活保護世帯の高校進学率が95.1%に伸びた
  • 特に男子生徒はこの5年で65%から30.1ポイントの大幅な伸び
  • 自立支援員が生徒の実態を把握。無料塾につなげる対策などが奏功

 那覇市内の2014年度の生活保護世帯の高校進学率が95・1%と前年度比7・4ポイント増え、過去5年間で最も高かったことが9日、市議会12月定例会で明らかになった。新里博一福祉部長が粟国彰氏(自民)の質問に答えた。

講師に勉強を教えてもらう子どもたち

 14年3月には市内の生活保護世帯の中学生102人が卒業し、うち97人が高校に進学した。

 男子生徒の進学率が伸びており、10年度の65%から30・1ポイント増加した。市全体の進学率は96・9%となっており、差は年々縮まっている。

 市は10年度から児童自立支援プログラムをスタートさせ、県内で初めて児童自立支援員を配置した。

 生活保護受給世帯の中学生に対し、学校訪問や家庭訪問を行い、その実態を把握。勉強が遅れていたり、見守りなどの支援が必要な生徒を無料の学習塾につなげ、高校進学を目指している。

 14年度は17中学校に通う308人が支援対象。うち学習塾を利用したのは中学1~3年生、既卒生の計84人で、3年生42人全員が高校受験に合格した。

 15年度は生活保護を受給していない生活困窮者3人を含む83人が通っている。