那覇市出身の女子プロゴルファー、新崎弥生(34)が10日、自身のフェイスブックで現役引退を発表した。プロ14年間でツアー未勝利、2位が最高だった。沖縄タイムスの取材に新崎は「優勝できなかったことだけが残念。たくさんの出会いに恵まれ、充実したツアー生活だった。これからはゴルフ界のためにゴルフの素晴らしさを伝えていきたい」と話した。

ダイキン・オーキッドでショットを放つ新崎弥生=2014年3月9日、琉球GC

 11歳でゴルフを始め、伊良波中から熊本中央女子高に進学。卒業から3年後の2002年にプロテストに合格した。同期には茂木宏美、北田瑠衣、馬場ゆかりらがいる。

 05年、下部ツアーのステップアップツアーGDOレディースカップで初優勝。08年にはレギュラーツアーのマンシングウェアレディース東海クラシックで不動裕理、上田桃子と優勝争いを繰り広げ、2位に入った。同年の年間獲得賞金が1500万円を超えて、初のシード権を獲得した。だが近年は成績が伸び悩み、今季は23試合で予選通過は4試合、賞金ランキングは114位だった。

■充実の14年 経験を後輩へ

 14年のプロ生活に区切りをつけた新崎弥生は、明るい声で思い出や今後の目標を語った。(聞き手・花城克俊)

 -いつ引退を決めたのか。

 新崎「5年くらい前から競技ではなく、別の形でゴルフと関わりたいと思うようになった。優勝を目標に競技を続けてきたが、最近は優勝はあくまで通過点で、その先に自分のやるべきことがあると思っている」

 -現役を振り返って。一番印象に残る試合は。

 新崎「よくここまでしぶとく残れたと思う。悔しいことの方が多かったが、たくさんの方々と出会い、いい思いをさせてもらった」

 「優勝を争った試合とプロとして出た2003年のダイキンが印象深い。ティーグラウンドに立った時、アマとは違う責任感で身の引き締まる思いがした」

 -後輩の県勢プロに向けてのメッセージは。

 新崎「気が付けば県勢のツアープロの中で一番の年長。まずは今できることを一生懸命に頑張ってほしい。ひたむきな姿を応援してくれる方々は見ている」

 -今後の活動は。

 新崎「ゴルフやスポーツの楽しさ、素晴らしさを伝える活動に参加していきたい。競技で得た経験を次の世代に伝えるのが私の使命と思っている」