「沖縄なまりのせりふが、ついつい出てしまう」とはにかむ笑顔がまぶしいイケメン俳優がいる。うるま市出身の新人俳優・西銘駿(17)だ。テレビ番組「仮面ライダーゴースト」で主人公・天空寺タケル役を演じる西銘は「10年後も俳優として活躍したい。今は一つの役に専念しているが、いろいろなジャンルの役柄にも挑戦する」と抱負を語る。(村井規儀)

仮面ライダーゴースト・天空寺タケルの衣装でポーズをとる西銘駿=東京都練馬区の東映東京撮影所

 西銘は、昨年11月に「第27回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリを受賞。その後、芸能事務所に所属し「仮面ライダーゴースト」の主演をつかんだ。

 今年8月にあった記者会見では「演技の経験がない僕に主演が務まるのか不安」と話したが、「演技ができるかという不安から、視聴者にタケルの感情をしっかり伝える演技ができているかに変わった」と俳優としての一面をのぞかせる。

 撮影ではタケルの心情表現とゴーストの覇気のある演技を心掛けるが、自分のせりふや演技に集中するだけではなく共演者と共鳴する大切さにも気付かされたという。撮り直しや監督からのダメ出しもまだ多く、「『西銘ならこの演技はできる』と監督に言わせるのが目標」と力がこもる。

 その気持ちは映画「仮面ライダー×仮面ライダー ゴースト&ドライブ 超MOVIE大戦ジェネシス」(12日からサザンプレックスで上映予定)の撮影で深まった。一期先輩の竹内涼真(仮面ライダードライブ役)の作品に対する姿勢に感動したからだ。「1年後の自分はあれだけ成長しているか」。撮影中は竹内の良いところの吸収に一生懸命だったと振り返る。

 「仮面ライダーは子どもの憧れ。小さいころにみたオダギリジョーさんが僕の中のヒーロー像」と声が弾む。それだけに、テレビの前の子どもたちを想像すると、生半可な気持ちでは演技はできない。「常に全力。そして、真剣に取り組むほど俳優の深みが分かってくるから面白い」

 これまでは「沖縄出身」を出すことでいい方向に進んできたが、沖縄に甘えてばかりではいけない-と、気を引き締める。「演技力を磨き自分自身の成長で、『西銘駿』を輝かせたい」と燃えている。