日本語を学ぶインドの子どもたちに日本の音楽を聴いてほしいと、「島唄」の宮沢和史さんを招いたイベントがこのほど、初めてインドで開かれた。日本語教育専門家が所属する独立行政法人国際交流基金ニューデリー日本文化センターが主催した。

優しく歌い上げる宮沢和史さん

初めてのインド訪問となった宮沢和史さんを歓迎するインド沖縄県人会のメンバー

優しく歌い上げる宮沢和史さん 初めてのインド訪問となった宮沢和史さんを歓迎するインド沖縄県人会のメンバー

 2月22日、同センターで行われたイベント「Okinawa KI HAWA」(ヒンディー語で「沖縄の風」の意味)にはセンターの日本語講座の受講生を招待。23日は近郊のブルーベルズ・インターナショナルスクールの生徒ら150人を招待した。

 もともとの企画案を沖縄県庁職員を通し沖縄科学技術大学院大学(OIST)の照喜名一さんが、演出家の平田大一さんへとつないで宮沢さんへ伝わり実現した。日本語普及事業とし、音楽演奏のみでなく、沖縄の言葉や歴史の紹介をはじめエイサーなどの音楽文化について、宮沢さんが紹介。初めて目にする三線の奏でる音にインドの子どもたちは大きな瞳を輝かせていた。

 島唄を歌う前に宮沢さんは「かつて沖縄では多くの方々が戦争で亡くなった。その悲劇を繰り返すことなく永久に平和を求めよう」と優しく語り掛けた。祈るように歌う姿が印象的だった。

 また、夜にあったインド沖縄県人会の集いでは、宮沢さんを囲んで遠く離れた故郷を思いながら楽しいひとときを過ごした。(国際交流基金ニューデリー日本文化センター・モーリス歩)