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  • SPRINTARSはPM2.5などによる大気汚染をコンピューターで予測する
  • PM2.5が16日をピークに沖縄地方に飛来、最も高い濃度に達する恐れ
  • 屋外での激しい運動や窓の開閉を控えるよう、県は呼び掛けていく

 過去最悪レベルの大気汚染に見舞われている中国の影響を受け、沖縄地方でも16日をピークに微小粒子状物質PM2・5の濃度が上昇する見込みだ。県環境保全課は、県民に「注意喚起」を促す基準(1日平均値70マイクログラム/㎥)を初めて超える可能性もあるとして事態を注視。県内の電器店ではマスクなどの関連商品を増やすなどして備えている。

 気象庁などの情報を基にした予測システム「スプリンターズ」の週間予測によると、16日の沖縄地方のPM2・5は、全4段階で最も高濃度を示す「非常に多い」。ホームページ上の予測動画では、16日にかけて、中国大陸から沖縄地方に汚染物質が移動する様子が分かる。

 県環境保全課には11日までに、問い合わせが数件あった。同課が注意喚起するかは当日の午前5~7時の平均値で判断。基準を超えれば報道機関や各市町村の防災無線などを通して、注意を呼び掛ける構えだ。

 基準が設定された2011年以降、県内で超過した日はまだ出ていないが、同課の担当者は「超過した場合は、屋外での長時間の激しい運動は減らし、屋内でも換気や窓の開閉は必要最小限にしてほしい」と呼び掛ける。特に呼吸器系や循環器系疾患のある人、子ども、高齢者は注意が必要という。

 県内の電器店でも、空気清浄機や布団クリーナーなど、関連商品を必要とする客が来た場合に備えている。那覇市安謝のコジマ×ビックカメラ那覇店は「今のところ大きな動きはない」としつつも影響を注視。関連商品にポップ広告を添えて注意喚起し、マスクの品ぞろえも増やしたという。

 PM2・5の速報値は県のホームページで確認できる。http://okinawa-taiki.sakura.ne.jp/(篠原知恵)