ラグビーの第46回KBC学園杯争奪第17回中学校大会(主催・県ラグビー協会、共催・KBC学園グループ、沖縄タイムス社)最終日は12日、名護21世紀の森ラグビー場で決勝が行われ、美東が41-15で沖縄東を下し、2年ぶりの栄冠を手にした。

決勝 美東-沖縄東 前半10分、密集から突破を図る美東のLO高江洲颯太=名護21世紀の森ラグビー場(花城克俊撮影)

2年ぶりに優勝した美東のメンバー

決勝 美東-沖縄東 前半10分、密集から突破を図る美東のLO高江洲颯太=名護21世紀の森ラグビー場(花城克俊撮影) 2年ぶりに優勝した美東のメンバー

 前半4分に先制を許した美東は同10分、FWとバックスが一体となった連続攻撃を仕掛け、SO普久原琉が同点のトライ。さらに同19分、LO高江洲颯太がインゴール左中間に飛び込んで逆転に成功した。ロスタイムにもSH渡嘉敷海の連続トライで突き放し、17-5で試合を折り返した。

 後半もSO普久原を起点に、バックス陣が巧みなパスワークで沖縄東の防御網を攻略。CTB饒平名悠斗のトライを皮切りに4トライを追加した。終盤に2トライを許したが、26点差をつけて頂点に立った。

■連続攻撃 7トライ

 昨年名護に敗れて3連覇を逃した美東が連続攻撃で沖縄東を圧倒し、7トライで覇権奪回した。メンバーは、13人中7人が今大会から競技を始めたばかり。今季から指揮を執る高江洲昌成監督は「すごく気迫を感じた。経験の少ない選手が多い中、よくやってくれた」と誇らしげだった。

 立ち上がりに先制トライを許し、追いかける展開だった。だが、饒平名悠斗主将は「ボールをキープできればトライは取れる。焦りは全然なかった」と冷静に試合を立て直した。

 開始5分過ぎ、FWが密集戦で優位に立つと、SH渡嘉敷海、SO普久原琉のハーフ団が素早くボールを展開し、3連続トライで逆転した。前半終了間際に自ら密集サイドを駆け抜け、トライを奪った渡嘉敷は「FWのおかげでボールを出しやすかった」と仲間に感謝。司令塔の普久原は「ミスが少なく、納得できる内容」と胸を張った。

 高江洲監督の長男で、FWを引っ張ったLO高江洲颯太は「みんなが体を張ってくれた。中学最後の大会で勝ててうれしい」と勝利をかみしめた。(花城克俊)