【東京】新聞記事を家族や友達と一緒に読んで感想を書く「第6回いっしょに読もう!新聞コンクール」(主催・日本新聞協会)の表彰式が12日、東京の日本プレスセンタービルであり、小学生部門の全国1位に当たる最優秀賞に選ばれた北中城小学校6年の瀬底蘭さん(12)に、賞状と盾が贈られた。県内からの受賞は初めて。

瀬底蘭さん(左)と、記事を書いた伊集竜太郎記者=12日、東京・日本プレスセンター

 瀬底さんは、名護市辺野古の新基地建設を阻止する市民と警察官が向き合う現場を描写した「国策 民意を侵害」(沖縄タイムス1月16日付社会面)の記事を読み、母親と意見を交わして感想を書いた。記事の「警察官は目頭をこすって空を見上げた」の一文に記者の心理を読み取ったことが高く評価された。

 瀬底さんは「私の作文を読んだ人が沖縄の現状に興味を持ってくれたらいいなと思う。(沖縄の基地問題は)敵か味方か、悪か正義かではなく、どちらも救われる道がないのかなと思う」と話し、中学では「(学級新聞などで)深く考える記事を書きたい。みんなが笑顔になれる記事がいいな」と意欲を示した。

 記事を書いた沖縄タイムス北部報道部の伊集竜太郎記者は「蘭さんが記事の裏側まで読み解いてくれたことがうれしい。沖縄の基地問題は複雑で、単なる現場での衝突だけではないとの思いで書いた」と話した。