【南城】市内の牧師がこのほど、つきしろキリスト教会内に「こども食堂」を開所した。経済的に恵まれない子どもたちにご飯を食べてもらい、成長や勉強を応援する目的。13日現在、利用者はまだいないが、牧師は「子どもだけでなく、お年寄りや行き場がない人の灯台となりたい。焦らず、活動を続けていきたい」と話している。

県道86号沿いにある「こども食堂」

こども食堂を開所した牧師の砂川竜一さん(右)と調理担当の津波古秀明君=9日、南城市のつきしろキリスト教会

県道86号沿いにある「こども食堂」 こども食堂を開所した牧師の砂川竜一さん(右)と調理担当の津波古秀明君=9日、南城市のつきしろキリスト教会

 食堂は牧師で団体職員の砂川竜一さん(45)が11月30日、市つきしろの県道86号沿いに開いた。学校給食でしか満足に食事できない沖縄の貧困問題について触れた10月24日付の本紙連載「子どものいま」を読んで開所を決意。教会の喫茶室を食堂にあてた。

 両親が離婚した貧しい家庭に育ち、1袋のラーメンを母と姉の3人で分け合って食べたこともある。「幼かったときの僕や姉のような人を助けたい」と話す。

 チラシをスーパーに貼り、つきしろ区には投函(とうかん)。調理担当の泊高校1年津波古秀明君は、プリンやカレーを作るなど料理には少し自信がある。「不安もあるけど、来てくれたら、おなかいっぱいになった子どもと話したい」と夢を膨らませる。

 食堂は、祝祭日を除く月曜から金曜、午後5時から7時までで、18席ある。ご飯とみそ汁付きの「ポーク卵定食」、ご飯の付く「ラーメン定食」を無料で提供する。問い合わせは砂川さん、電話090(3796)7745。