県産品開発のCHIIKI(浦添市、森本誠代表)が県産土産品の新たな付加価値を付けるプロジェクトに取り組んでいる。ことしの夏ごろには糸満産のにんじんを使ったピリ辛調味料「にんじんピリピリ」を発売する。2016年以降、ちんすこうの小分けのパッケージに思わず笑ってしまうメッセージを添えたり、泡盛のラベルに製造年に起きたニュースを貼り付けたりして、5種類の商品を開発。20年までに10商品を開発予定で、年間売り上げ5千万円を目指す。(政経部・下里潤)

新たな付加価値づくりに挑戦した県産土産品を紹介するCHIIKIの森本誠代表=沖縄タイムス社

 「はい、にんじんしりしりをもじっています」「見た目によらずピリ辛よ♡」「お口の中がニンジン畑や~」。にんじんピリピリの販売促進用のチラシには、目を引く言葉が並ぶ。

 写真は極力少なくし、言葉の力で商品の良さをPRする。

 110グラム入り500円。卵かけご飯の専用調味料として売り出す予定だが、沖縄そばや島豆腐などとも相性が良いという。

 県産土産品に新たな価値を創造しようと、同社が原料生産者や小売業者らと始めたNEXT沖縄土産開発プロジェクト(Nプロ)の一環。土産品を相手に渡す際、コミュニケーションを深めるきっかけづくりなどを目指している。

 「今日もステキですね」などのメッセージを添えた「モテちんすこう」のほか、年末に発表される本紙の「沖縄十大ニュース」をラベルにした「あの日あの年」の泡盛、新聞紙とのりだけでつくるエコバッグ「おきなわ新聞バッグ」、泡盛が古酒になる目標の期間をラベルに記入し、達成後は苦楽を思い出しながら飲める「泣ける泡盛」などを開発した。

 森本代表は「デザインやキャッチフレーズを工夫するだけで、ワクワクするような新しい付加価値を上げられる商品が沖縄にはたくさんある」と指摘。今後も土産メーカーとなどと提携し「海産物や工芸品などの分野での開発も予定している。商品の種類が増えていけば土産売り場で専用コーナーを作り、売り上げ増を目指したい」と話した。