【平安名純代・米国特約記者】米カリフォルニア州サンディエゴ沖で9日(現地時間)に起きた米海兵隊垂直離着陸型輸送機MV22オスプレイの着艦失敗事故の機体の被害状況について、米海軍安全センターが最も損傷の激しいクラスA(200万ドル=約2・4億円=以上)に分類していたことが13日、分かった。乗組員らは着艦の際に激しい衝撃を受け、「海に落ちるかと思った」などと話していたという。

普天間飛行場に配備されている米海兵隊の同型機MV22オスプレイ=11月6日、金武町

 同センターが公開した情報によると、事故機は沖合で実施していた飛行訓練から戻り、停泊中の輸送揚陸艦ニューオリンズに着艦する際に着艦地点に届かず、揚陸艦のふちにランディング・ギア(車輪)が引っ掛かる形で止まった。

 米海兵隊筋は沖縄タイムスの取材に対し、「乗組員たちは着艦した際にかなりの激しい衝撃を受け、海に落ちると思ったなどと話していた」と述べた。

 事故機はエンジンや車輪、機体の底部などに損傷を受けているとみられ、飛行できない状態にあったため、サンディエゴの米海軍航空基地ノース・アイランドに運び込まれたという。

 事故発生時、オスプレイには乗組員4人を含む計26人が乗っており、中東やアジア太平洋地域への配備展開に向けた訓練を実施していた。