琉球ゴールデンキングスを運営する沖縄バスケットボール(木村達郎社長)は7日、パレット市民劇場で「未来のキングスとアリーナについて説明する会~沖縄をもっと元気にすることを目指して」と題し、沖縄市が計画を進めている1万人規模の多目的アリーナについて、完成予想図を示しながら説明会を行った。

琉球キングスアリーナ建設について説明する登壇者=7日、那覇市・パレット市民劇場

 2部構成の同会では、第1部で木村社長がアリーナの存在意義を説明。スポーツだけでなく、音楽イベントなど「多様な利用方法や多様な観戦方法がある」と強調した。第2部では桑江朝千夫沖縄市長や元浦和レッズ社長の藤口光紀氏、一級建築士の岡村耕治氏、みずほ総合研究所の公田明氏を招き、座談会を行った。

 埼玉スタジアムへホームスタジアム移転を主導した藤口氏は、当初は大きいと感じていた6万人収容の施設について「平均で4万5千人から5万人が入り、6万人で助かった。トップの決断は正しかったと思う」と振り返る。多目的アリーナについて「これができれば沖縄のシンボルになる。世界からも人がやってきて、スポーツツーリズムも実現できる」と期待する。

 広島カープの本拠地、マツダスタジアムの構想に関わった岡村氏は、寝そべりながら観戦できる「寝ソベリア」などの事例を紹介。多目的アリーナ計画にも携わっており、「通常の建物として日常的に使い、常に人が歩くような施設にしたい」と構想を描く。

 多目的アリーナの事業収支や経済波及効果を検討する公田氏は「新しいアリーナにも可能性は十分にある。みんなで力を合わせてアイデアを出し合う事が重要」と語る。桑江市長は「構想の段階から評価を頂き、ワールドカップ(W杯)の誘致ができて市民が大きな勇気と誇りを持つことができた。W杯が成功に終わった時には、レガシーになる」と意義を語った。