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  • シンクタンクの九州経済研究所が4月から「沖縄本社」を開設する
  • 同グループの鹿児島銀行沖縄支店内に1人配属し、県経済を調査研究
  • 同支店開設から2年半経過。シンクタンク機能の追加で営業強化へ

 九州フィナンシャルグループ(FG)傘下のシンクタンク、九州経済研究所(KER、鹿児島市)は4月1日、那覇市に「沖縄本社」を開設する。同グループ傘下の鹿児島銀行沖縄支店内に、当面1人を配属し、県経済の調査研究や情報収集をし、自治体などからの調査業務も受託する。2015年9月の鹿銀沖縄支店の開設から約2年半が経過し、グループのシンクタンク機能も加わることにより、鹿銀は県内での営業を強化していくとみられる。

九州経済研「沖縄本社」は鹿児島銀行沖縄支店に開設する

◆九州経済研究所「沖縄本社」、県経済を調査研究

 KERでは鹿児島、熊本、福岡、宮崎に次ぐ5カ所目の拠点となる。地方での積極姿勢を示すために各拠点とも「本社」の名称で開設してきた。

 今回の「沖縄本社」の開設について、KERは「地域活性化に向けた沖縄での事業を効果的に展開するため」と説明。まずは自治体の調査業務などの受託を目指すとしている。

 鹿銀は15年9月に沖縄支店を開設。住宅ローンなど個人向け融資で営業基盤を固め、法人融資やマッチングなどの企業支援も手掛けている。好調な県経済を背景にした企業の旺盛な資金需要を取り込もうと、17年4月からは人員を10人増の28人体制にし、企業支援に注力してきた。さらなる営業強化へ向け支店の増設も検討している。

 鹿銀は今回、「あくまで主体は研究所」とし、銀行業への直接の影響を否定するが、県内でグループの存在感が高まるのは必至。自前の情報収集力を生かし、より効率的な企業支援も可能となる。