沖縄戦の遺骨収集を続ける南埜安男さん(50)=大阪府=と国吉勇さん(76)=那覇市=がこのほど、糸満市の壕で名前入りの万年筆を見つけた。2人は、命を落とした兵士の遺品とみて遺族を探している。

南埜さんらが見つけた万年筆

 壕の場所は糸満市立喜屋武小学校の北側。11月下旬の調査で、スポイト式でインクを補充する万年筆などを見つけた。「原田正吉」と氏名が刻まれていたことから、南埜さんが平和の礎を基に探したところ、神奈川県出身で同じ氏名の人を見つけたという。

 この他、ペガサスが描かれたバッジや「宮島」と刻まれた印鑑、時計も発見し、持ち主を探しているという。2人はことし3月にも万年筆を見つけ、持ち主の遺族に返している。