沖縄県立芸術大学デザイン専攻の2年生が2日、国頭村の活性化につなげる特産品販売、アンテナショップの開設、公園整備など五つのアイデアを発表した。県立芸大が2003年度から実施している地域おこし特別授業の一環。道の駅ゆいゆい国頭で発表会があり、宮城久和村長ら村関係者が熱心に聞き入った。

「森のおすそわけ」と名付けたオリジナルクッキー

アイデア満載の商品企画を発表する県立芸大の学生=2日、道の駅ゆいゆい国頭

「森のおすそわけ」と名付けたオリジナルクッキー アイデア満載の商品企画を発表する県立芸大の学生=2日、道の駅ゆいゆい国頭

 学生たちは五つの班に分かれ、やや緊張した面持ちで企画の経緯やコンセプトを発表。上地春菜さん(20)のチームは「森のおすそわけ」と銘打った土産菓子を提案した。木箱の形をした小包風のパッケージ、木の葉やドングリをモチーフにしたクッキーのデザイン、レシピまで自分たちで考え、「ゆいCafe」の協力を得て作った。

 どのような商品を客が求めるのか、アイデアを求めて村観光協会や商店街、観光施設の関係者へ取材し、比地大滝にも足を運んでイメージを膨らませた。「お土産を通じて国頭村の豊かな自然や雰囲気を伝えられないか工夫した。いろいろな意見が出てまとめるのが大変だった」と上地さん。3種類のクッキーだけではなく、それぞれにヤンバルクイナやリュウキュウヤマガメなどの動物が登場する短いストーリーを添えた。「自分でも欲しいぐらいの120パーセントの完成度。販売が実現すればうれしい」と声を弾ませた。

 クッキーを試食した宮城村長は「しっとりしていておいしい。学生とは思えない企画のレベルの高さに驚いている」と感心した。道の駅ゆいゆい国頭で限定販売を希望する学生らに、同施設の金城茂代表取締役は「明確なコンセプトを基に商品も良くできていた。実現に向けて検討していきたい」と応じた。

 学生たちの企画は同施設で11日まで展示される。