【名護】どうぶつ基金(兵庫県)は11月30日から2日までの3日間、沖縄県名護市21世紀の森公園周辺で捕まえた野良猫137匹の出張不妊手術を行った。増え過ぎて殺処分になるのを防ぐためで、猫は施術の翌日に元の場所に戻した。名護市の依頼を受け、費用は基金が負担した。

不妊手術を受ける野良猫=2日、名護市労働福祉センター

 不妊手術をすると発情期の鳴き声やマーキングのためのおしっこもなくなり、市民の苦情が減るという。

 手術をした猫は印として耳をV字型に切り、桜の花びらのように見えることから、基金は「さくらねこ」と呼んでいる。

 沖縄県内での出張手術は石垣市、沖縄市に次いで3カ所目。佐上邦久理事長は「経験上、5年たつと猫が増えて元のもくあみになる。行政とボランティアが残った猫の不妊手術を続けてほしい」と要望した。

 県内の4団体でつくる琉球わんにゃんゆいまーるが協力。今後も公園周辺で捨て猫のパトロールなどを続ける。

 組織に属さないボランティアも含め、連日約30人が手伝った。

 その一人、南風原こずえさんは「不妊手術は完璧な解決策ではないが、猫、好きな人、嫌いな人の間を取った解決策にはなるのではないか」と話した。