英語を学びたい人同士が集まり、居間や台所を共用して生活するイングリッシュ・シェアハウス「SAKURA」が今月、那覇市首里石嶺町にオープンした。シェアハウス内では英会話教室やイベントがあり、語学力を磨きながら住人同士が交流する。(湧田ちひろ)

シェアハウスの広々としたリビングで、英語を学び交流する住人=那覇市首里石嶺町

部屋によって広さや収納の数、家賃も異なる

シェアハウスの広々としたリビングで、英語を学び交流する住人=那覇市首里石嶺町 部屋によって広さや収納の数、家賃も異なる

 不動産業の日建開発(那覇市)が、英語を学びたい学生や社会人を対象に企画。同社によると「英語」をコンセプトにしたシェアハウスは沖縄県内初という。2階建て鉄筋コンクリートの一戸建てを改装し、鍵付きの個室8部屋(1階和室2部屋、2階洋室6部屋)を設置。リビングや台所、浴室やトイレは共用となる。

 日本人の英語教師も一緒に住み、個別英会話レッスン(1時間2千円~)を開く。英語で会話する食事会や映画鑑賞などイベントも開く予定だ。

 現在2人が住み、さらに2人の入居が決まっている。琉球大大学院2年生の中村庄吾さん(24)は今月、引っ越した。以前はアパートで1人暮らしをしていたが、隣人との関わりは一切なかったという。「共同生活を通していろんな人と交流してみたいと思った。英語も外国の友人と会話がスムーズに話せるぐらいになりたい」と期待する。

 同じく入居する琉球大3年生の佐平あかりさん(22)は、イギリスに1年間留学した経験がある。「間違えてもいいから、英語を楽しみながら話し合える環境が理想。同じ目的を持つ人たちといることで自分への刺激になるし、人とのつながりも広がる」とメリットを挙げる。

 12、13日には内覧会が開かれ、学生や社会人10組が訪れた。仕事で来られない息子の代理で訪れた母親(53)は「(息子が)将来は外国で働く目標があるので、日常的に英語を使える環境がいい」と関心を示していた。

 日建開発取締役の柿本洋さん(36)は、中古一戸建て物件の活用方法としてもシェアハウスは有効と指摘する。「コンセプトを設けることで、入居者も同じ目的を持つ人が集まり、まとまりやすいメリットがある。新たなコミュニティーづくりにもなる」と話した。