16日をピークに微小粒子状物質PM2・5の濃度上昇が懸念される沖縄地方では、16日午前10時までに、県が各市町村の防災無線などで県民に注意喚起する基準値(1日平均値で70マイクログラム/立方メートル)を超える地域は出ない見通しとなった。

環境基準値を超えるPM2・5が観測され、もやがかかったようにかすむ那覇市内=16日午前9時50分ごろ、、那覇市首里崎山町から県庁方面をのぞむ

 県大気汚染常時監視テレメータシステムの速報値によると、16日午前9時に沖縄市で37マイクログラム/立方メートル、同10時に宮古島市で36マイクログラム/立方メートル、石垣市で39マイクログラム/立方メートルを記録した。環境基準値は一日平均で35マイクログラム/立方メートル。

 県内全域は16日午前をピークに、一時的にPM2・5の濃度が上昇する見通し。専門家は外出時のマスク着用や、屋外での激しい運動を控えるよう呼び掛けている。

 PM2・5は大気中を漂う粒子状の物質。呼吸器の奥深くに入り込みやすく、多く吸い込めば、ぜんそくや肺がん、不整脈など健康に影響を及ぼす可能性が懸念されている。