首都圏を中心に不動産コンサルティング業を手掛ける三光ソフラン(埼玉県)が2022年度までの5年間で、沖縄県の宮古島市内に賃貸アパート130棟と簡易宿所70棟の計200棟の建設を計画していることが8日、分かった。観光客の増加でホテルの新規開業や建設工事が相次ぎ、ホテルスタッフや建設作業員が増加。施設が不足しているため、計1500室を整備する。伊良部島には高級ホテルの建設も予定している。

伊良部島に建設を計画しているホテルとコテージを備えた施設「ブルーオーシャン宮古島」のイメージ図(三光ソフランホールディングス提供)

 三光ソフランは東京や埼玉、神奈川を中心に賃貸アパートを建設し、老後資金にゆとりのある高齢者らに販売。これまで2千棟、1万5千室分を施工したという。賃貸管理や駐車場管理、介護事業など14社を束ねる三光ソフランホールディングスの主要企業で、グループ全体の年商は800億円に及ぶという。

 宮古島市で不動産販売を手掛ける住宅情報センターの佐和田功代表から賃貸物件の不足を聞いた三光ソフランの高橋誠一会長が建設を決定。5年かけて年40棟(300室)ずつ整備する。同センターの仲介で市街地の空き物件の土地を購入し、木造2階建ての建物を建てる。

 木造にすることで建設コストが鉄筋構造の7割に抑えられ、低価格で利用できるようにする。200棟のうち、7割は投資家に販売し、3割は自社所有で同センターに管理委託する。すでに市内40カ所の土地を購入済みで、15棟が着工中という。

 伊良部大橋が望める市伊良部池間添の用地には、高級ホテル「ブルーオーシャン宮古島」を建設予定。敷地面積7475平方メートルにコテージ12室とホテル12室の24室、レストラン、プールなどを整備する。8月着工で、来秋の開業を予定している。

 ホテル、アパートを含め総事業費は約200億円。メガバンクなどから資金調達する。沖縄本島で500室の簡易宿所建設も計画している。

 高橋会長は「宮古島は雰囲気の良いリゾート地。下地島空港の旅客ターミナル施設の開業などでこの先も大きな需要が期待できる」と話した。