翁長雄志知事は9日午後、沖縄県庁で記者会見し、浦崎唯昭副知事が3月31日で退任し、新しい副知事に謝花喜一郎知事公室長(60)を選任したと発表した。謝花氏について「基地問題にしっかりと対応してきたほか、企画部長として沖縄21世紀ビジョン基本計画の策定に関わり、県の政策全般に精通している。県職員を代表し、副知事にふさわしい」と評価した。

(写真左から)浦崎唯昭副知事、謝花喜一郎知事公室長

副知事人事で記者会見する翁長雄志知事=9日午後、県庁

(写真左から)浦崎唯昭副知事、謝花喜一郎知事公室長 副知事人事で記者会見する翁長雄志知事=9日午後、県庁

 翁長知事が県政運営の柱に掲げる名護市辺野古の新基地建設阻止の政策を、基地問題担当のトップとして仕切ってきた謝花氏の副知事起用は、基地政策を強化する狙いがある。

 翁長知事は6日に約1時間、浦崎氏と意見交換したことを明かした。その中で、「知事の考えが浸透し、知事を支える県職員が育ってきた」と認識が一致。県の政策全般に精通し、実務を取り仕切った経験のある謝花氏を後任に選んだという。

 浦崎氏について「私の精神的支柱だった。すべてにわたって素晴らしい仕事を残してくれた。年齢的、体力的に続けるのは厳しいという意見だった」と話した。

 富川盛武副知事との役割分担には「富川副知事も経済にも基地問題にも詳しく、三役の厚みが増す。県議会で同意を得たら、それぞれの役割を決めたい」と話した。