沖縄防衛局は17日、普天間飛行場の東側4ヘクタールを返還するための条件となっている基地内道路の移設工事に着手した。日米両政府が4日に基地の一部返還や共同使用に合意して以降、具体的な作業を始めるのは初めて。キャンプ瑞慶覧の西普天間住宅地区跡地の住宅など149棟の解体工事も始めた。

 普天間東側は宜野湾市道の拡幅を目的に、市などが返還を強く求めてきた。フェンス沿いの全長1800メートル、幅5メートルの基地内道路を内側に移設し、新たなフェンスを設置することなどが条件になっていた。作業員らは同日、樹木の伐採や粉じんの飛散を防ぐネットの設置、移設場所での磁気探査などを始めた。

 道路移設の工期は2017年3月までで、17年度内の返還を目指している。

 西普天間住宅地区跡地の解体工事現場では、作業員らが粉じんの飛散を防ぐネットの設置などを進めた。アスベストを含んだ建材の有無などを事前に調べ、県などと対策を協議した後、解体を始める見通し。