沖縄県の翁長雄志知事は9日、県庁で記者会見し、浦崎唯昭副知事(74)が3月31日で退任し、新しい副知事に基地問題を担当してきた謝花喜一郎知事公室長(60)を起用すると発表した。謝花氏について「基地問題にしっかりと対応し、過去に企画部長として沖縄21世紀ビジョン基本計画の策定に関わるなど県の政策全般に精通している」と評価した。

謝花喜一郎氏

浦崎唯昭氏

謝花喜一郎氏 浦崎唯昭氏

 翁長知事が県政運営の柱に掲げる名護市辺野古の新基地建設阻止の政策を仕切ってきた謝花氏の起用で基地問題の対策を強化するほか、基地問題を担ってきた富川盛武副知事を専門のアジア戦略構想など経済政策に集中させる狙いがある。

 翁長知事は6日に約1時間、浦崎氏と意見交換したことを明かした。その中で「知事の考えが浸透し、知事を支える県職員が育ってきた」と認識が一致。基地問題だけではなく、経済振興や子どもの貧困対策など総合的に考え、「謝花公室長は県職員の代表、三役ということでよろしかろう」と判断したという。

 県総務部によると、16日の県議会本会議で副知事選任の同意議案を提出。19日の総務企画委員会で審査した後、28日の本会議で採決する予定。