【伊江】米軍伊江島補助飛行場内の着陸帯改修工事に伴う予定地での試掘調査で、縄文時代のものとみられる土器片数点と炉跡1件が見つかっていたことが18日分かった。新規発見の遺跡として、調査した米軍側が伊江村教育委員会を通じて県教委に申請し、文化財として認定される見通し。米軍側と伊江村教委が本発掘調査に向け調整しており、調査規模や出土内容によっては、工事着手時期などのスケジュールに影響を与える可能性がある。

米軍伊江島補助飛行場 試掘範囲と埋蔵文化財発見場所

 改修工事の事業主体は米軍のため、今回の調査は米海兵隊環境保全部が実施。ことし10月5~23日まで工事予定地など計66カ所を試掘した。

 複数の関係者によると、同工事の入札は当初10月13日の予定だったが、その後4回延期された。現在は来年1月14日の予定となっており、試掘調査の結果などが延期になった要因の可能性もある。工事はことし11月に入札が実施された場合は年内に契約され、2017年7月までには完了するとみられていた。

 改修されるのは強襲揚陸艦の甲板を模した着陸帯「LHDデッキ」。海兵隊F35に加え、17年に空軍横田基地へ配備予定のCV22オスプレイも収容できる駐機場の整備計画が判明。着陸帯も既存の2倍超となる約867メートルに拡張し、現状のアルミ板からアスファルトや特殊コンクリート舗装の大規模工事になり、専門家も「明らかな機能強化だ」と指摘している

 島袋秀幸伊江村長は「情報提供がないままに工事がなし崩し的に進められるのは遺憾だ」と批判。同飛行場に隣接する2区も強く反発している。(伊集竜太郎)