今週末に開かれる自衛隊の音楽イベントに参加するのは問題があるとして、吹奏楽部がゲスト出演を予定している本島中部の公立中学校に対し、沖教組が出演取りやめを要請したことが18日分かった。沖教組は「自衛隊の宣伝に利用され、県民感情にも反する」と再考を求めたが、学校側は「純然たる音楽イベントであり、場所も基地の外。問題はないと考えている」との見解を示し、予定通り出演する考えを示した。

 イベントは陸上自衛隊第15旅団音楽まつり。19、20の両日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開かれる。

 自衛隊の音楽隊が演奏服を着て出演するほか、沖縄側からも同校や一般の芸能団体がゲスト出演する。

 同校の参加は今回が初めて。同旅団司令部総務課によると、例年、広く県内の学校に打診し、了解が得られた学校に出演してもらっているという。

 沖教組は「歴史的な経緯から、沖縄ではいまも自衛隊に対して否定的な見方がある。安全保障関連法などが政治問題化する中で、自衛隊行事に参加するのは教育的配慮が足りない」とし、18日に文書を送付した。

 一方、同校は「政治性の強い催しではなく、貴重な出演機会になると考えている。子どもたちへの強制もない」と説明している。