【東京】ノーベル医学生理学賞を受賞した大村智・北里大特別栄誉教授が18日、内閣府に島尻安伊子沖縄担当兼科学技術担当相を表敬訪問した。

県医師会の宮城信雄会長(右から2人目)から感謝状を受けたノーベル医学生理学賞受賞者の大村智・北里大特別栄誉教授(中央)と、島尻沖縄相(左から2人目)ら=18日、内閣府

 大村氏は、沖縄に多い糞(ふん)線虫症やアフリカなどで寄生虫が引き起こす熱帯感染症に大きな治療効果を上げた特効薬を開発したことが評価された。

 島尻氏は「大村先生は沖縄の恩人。沖縄の皆さんにも科学技術の研究がこのように社会貢献につながることを知ってもらいたい。また、沖縄科学技術大学院大学をぜひ見学してもらえるとありがたい」と来県を呼び掛けた。

 同席した県医師会の宮城信雄会長から大村氏に感謝状が贈られた。宮城会長は「沖縄の風土病で長年治療が困難だった糞線虫症の特効薬を開発され、治療の道を開いた」と感謝した。

 大村氏は、糞線虫症の治療には特効薬の臨床試験を率いた元琉球大学医学部教授の斎藤厚氏の存在が大きかったと紹介。「沖縄の皆さんの健康を守ることに貢献でき、私自身が喜んでいる」と述べた。