【宜野座】鳩山由紀夫元首相が11月29日、沖縄県宜野座村祖慶の「スンブク原共同墓地」跡で沖縄戦の遺骨収集を手伝った。鳩山氏は同様の埋葬地がある名護市のキャンプ・シュワブで新基地建設が進むことに触れ、「基地を造ること自体が殺すことだが、遺骨の上に造るというのはとんでもない。命を粗末に扱う姿勢の象徴だ」と厳しく批判した。

スコップで土をかき出す鳩山由紀夫元首相=宜野座村祖慶

 墓地跡では遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」が村と連携して調査を進めている。鳩山氏はこれまでに見つかった墓石に手を合わせた後、スコップで土をかき出した。「いまだ遺族の元に帰れない遺骨があり、関心が薄れていることにたまらない思いがする」と話した。ガマフヤーの具志堅隆松代表は「戦闘地域だけでなく、収容所でも食料不足やマラリアで相当数の人が亡くなった。沖縄戦のもう一つの側面を広く知ってほしい」と、鳩山氏の発信力にも期待を寄せた。