【豊見城】国の天然記念物コウノトリが19日、豊見城市与根の遊水池で確認された。コウノトリの確認は今月に入って2度目だが、この個体は両足の標識リング(JO107)から、兵庫県豊岡市内の人工巣塔でことし4月に生まれた個体であることが分かった。沖縄野鳥の会の山城正邦会長が同日、撮影した。同県立コウノトリの郷公園の倉田悟総務課長は「追跡調査を始めて約10年。標識を付けた個体を沖縄で確認するのは初めて」と喜んでいた。

電柱で羽を休めるコウノトリ。足に個体識別の標識リングが付いている=19日午後4時ごろ、豊見城市与根(山城正邦さん提供)

 山城会長は、与根の遊水池(通称・三角池)でクロツラヘラサギの調査中に、コウノトリが飛来して来たのを見つけた。「ビックリした。県内ではめったに見られない鳥が、ことしは2羽も確認された。縁起が良いといわれる鳥、何かいいことがありそう」と声を弾ませていた。コウノトリは電柱で羽を休めた後、飛び去っていったという。

 県内では、12月14日に今帰仁村で標識のないコウノトリ1羽が確認された。