琉球芸能の発展に大きな功績を残した島袋本流宗家の島袋光晴さんを顕彰する「島袋光晴顕彰公演 枯木龍吟(こぼくりゅうぎん)」(主催・沖縄タイムス社、共催・島袋本流紫の会)が20日、浦添市の国立劇場おきなわで開かれた。磨き上げた島袋さんの至芸で、600人を超える観客を魅了した。

組踊「花売の縁」で薪取り役を情緒豊かに演じる島袋光晴さん=20日、浦添市・国立劇場おきなわ

 島袋さんは、おはこの組踊抜粋舞踊「波平大主道行口説」や組踊「花売の縁」の薪取り役で、渋みのある舞台を披露。その一方で、舞踊喜歌劇「馬山川」では、「かわいい」と会場から声が上がるほどコミカルに醜男を演じ、芸の厚みを見せつけた。

 公演終了後、島袋さんは「芸に対し、こつこつと積み上げてきたのが今回の舞台となった。みんなのおかげで無事に幕を閉じることができた」と笑顔をみせた。沖縄芸能協会会長の喜舎場盛勝さんは「昔から2人で多くの舞台に立ってきた。今日の成功は私の喜び」と声を弾ませた。