浦添市民で「わらしべ長者」をやってみよう−。市国際交流課は今月から、昔話「わらしべ長者」を再現するユニークな企画を始めた。市民同士で物々交換を続けながら、交流を深める。初回の交換物は、城間自治会から譲り受けた約7メートル50センチのわら(綱)。今後、市民から月1回のペースで交換物を募り、7月まで続けるという。(浦添西原担当・伊禮由紀子)

初回の交換物「わら(綱)」を城間自治会から分けてもらう浦添市国際交流課の内間梓さん(中央)=市城間(市提供)

 日本に伝わる昔話「わらしべ長者」は、男が1本のわらを元手に、より高価な物と物々交換を続けて最後は屋敷を持つ長者となる物語。

 同課のメンバーが広報誌で市民を巻き込んだ企画ができないかと考えていたところ、當銘真喜子さんが「わらしべ長者」のアイデアを思い付いた。市名にちなみ「うらしべ長者」とネーミングした。

 「どうせやるなら、忠実に再現しちゃおう」。初めの交換物を「わら(綱)」にしようと、城間自治会に掛け合い、実際に大綱引きで使われる枝綱を分けてもらった。

 「うらしべ長者」では、市民から交換物を募集し、複数の応募者がいた場合は同課で選ぶ仕組み。綱との交換物の募集は先週締め切られ、新たな交換物を4月の広報誌で発表。5月以降も物々交換したい市民を引き続き募集する。最後に残った品は抽選で市民にプレゼントする。

 同課の棚原由香さんは「自分には不要な物でも誰かの役に立つかもしれない。ゆいまーる(助け合い)の気持ちで市民がつながってほしい」と話す。

 物々交換が途切れないようにと願う當銘さんは「私たちも初めての挑戦。市民の皆さんの参加を待っています」と呼び掛けた。