沖縄県名護市辺野古の新基地建設に伴う埋め立て工事に向け、埋め立て予定地周辺に生息する国の天然記念物オカヤドカリの捕獲や移動の申請をしていた沖縄防衛局に対し、文化庁が同意通知を出していたことが22日、分かった。希少種のコムラサキオカヤドカリも含まれており、生息適地に放すことなどを条件にしている。

オカヤドカリ

 11月20日に県教育庁を通じて防衛局に通知した。

 文化財保護法上、天然記念物の現状変更には文化庁の許可や同意が必要で、防衛局は窓口機関の教育庁に書類を提出。教育庁は許認可権限を持たないため、専門的な見地から適切な保護を求める意見を付けて書類を文化庁に送っていた。

 コムラサキオカヤドカリは、環境省のレッドデータブックで準絶滅危惧種に指定されている。