重い心臓病で米国での早期の移植手術が必要な翁長希羽(のあ)ちゃん(1)への募金総額が22日、3億円を突破し、目標金額の3億2千万円まで残り2千万円を切った。9月に募金活動が始まって3カ月。支援の輪は徐々に県内外へと広がっており、「救う会」事務局は「目標達成に向けもう一息。年明けに渡米できるよう頑張っていきたい」と話す。22日現在、3億433万8462円が集まっている。

学園祭の模擬店の売り上げなど10万円余りを「救う会」の上原運営委員(左)に手渡す、陽明高の濱元舜暉君(前列右)、山田つぐみさん(同中央)=22日、那覇市・「救う会」事務所

八つのバケツに集めた募金20万円余を手にする浦城小児童会役員ら

米国での心臓移植を目指す翁長希羽ちゃん=11月、大阪府吹田市の国立循環器病研究センター

学園祭の模擬店の売り上げなど10万円余りを「救う会」の上原運営委員(左)に手渡す、陽明高の濱元舜暉君(前列右)、山田つぐみさん(同中央)=22日、那覇市・「救う会」事務所 八つのバケツに集めた募金20万円余を手にする浦城小児童会役員ら 米国での心臓移植を目指す翁長希羽ちゃん=11月、大阪府吹田市の国立循環器病研究センター

 希羽ちゃんは昨年5月、浦添市在住の父司さん(39)、母涼子さん(41)の長女として誕生。生後15日目で、心臓の動きが低下し体に必要な血液が送り出せなくなる「拡張型心筋症」と診断された。現在は大阪府の国立循環器病研究センターに入院し、涼子さんが看病している。

 募金活動がスタートしたのは9月中旬。司さんの友人らを中心に「救う会」が結成され、街頭での活動を展開してきた。県内企業や自治会、学校をはじめ、涼子さんの出身地・熊本でも賛同の輪が広がった。9月末には広島県の「さほちゃんを救う会」、先月下旬には沖縄の「らい君を救う会」からそれぞれ余剰金が送られ、大きな助けとなった。

 「救う会」には連日、個人や団体の寄付や激励のメッセージが届く。22日には、陽明高の学園祭実行委員会メンバーが10万7863円、浦城小の児童会役員らが全児童で集めた20万9497円を寄付した。

 同小の知花奏空(そら)さん(11)は「みんなで協力して良いことができうれしい」。同会の上原敏彦運営委員は「多くの方々のおかげで、間もなく目標額に手が届きそう。年明けの渡米に向け、もう一息、頑張っていきたい」と感謝した。

 同会は、企業や店舗に協力を依頼した募金箱の回収作業に取り組んでいる。問い合わせは事務局、電話098(860)7607。