【東京】沖縄県出身のミュージシャン・俳優のGACKTが主演し、沖縄を舞台にした映画「カーラヌカン」の浜野安宏監督(76)が9日、都内で沖縄タイムスの取材に応じ「20歳以上離れた男女の愛の物語。沖縄のすごさ、素晴らしさも出ている」と話した。映画は10日から全国公開されている。

「沖縄の魅力を映画で感じてほしい」と話す浜野安宏監督=9日、東京都内の事務所

 世界を舞台に活躍する写真家・大山光(GACKT)と美しい少女の物語。少女役はオーディションで選ばれた木村涼香が演じる。主題歌をジャズシンガーのマリーンが歌う。

 「愛は与えられたり、もらったりするものではなく、自分自身が愛そのものになること。命懸けで愛せるか、を映画は問い掛けている」と話す浜野監督。GACKTと木村をつなぐのは「焼き物や織物など沖縄独自の文化」と言う。

 劇中の最後のせりふは、沖縄のしまくとぅばだが、ジャンリュック・ゴダール監督の名作「気狂いピエロ」へのオマージュも込める。「映画を理解しようというより、シャワーのように全体を感じ取ってほしい。沖縄の素晴らしさを感じてもらえたらうれしい」と話した。

 作品名は八重山の言葉で「川の神」という意味。ミハマ7プレックス(北谷町)など全国15館で公開中。