県農林水産部は22日、南大東島での栽培に適したサトウキビの新品種「Ni28」と「Ni29」を品種登録したと発表した。収量や糖度の上昇が不安定な台湾品種が主力だった同島で、新品種の普及を進めている。

Ni28 折れにくく株出し収量増

Ni29 糖度早熟で優れた作業性

Ni28 折れにくく株出し収量増 Ni29 糖度早熟で優れた作業性

 Ni28は、収穫後の株から発芽させて育てる栽培方法「株出し」での収量が台湾品種と比べて10%ほど多く、倒れにくく折れにくい。南大東のキビの6割以上が株出し栽培されている。

 Ni29は、収穫可能な糖度水準に達する期間が早く、枯れ葉が取れやすいなど作業性に優れているのが特長。

 県は1994年から交配を始め、実際に南大東で栽培し優良な苗を選定。2010年に農林水産省へ品種登録を出願した。

 出願後に普及を進め、現在、同島のキビ栽培面積のうち39・2%でNi28、1・2%でNi29が導入されている。新2品種の苗は、県内各市町村を通じて無償配布されている。