ロボットや台風被害、虐待、いじめ-子どもたちのアンテナが捉えた記事は実に多様だった。模造紙やノートに貼った記事に要約や感想を書き、色つきの見出しをつけたりマーカーで線を引いたり、自作のキャラクターを描き込んだり、まとめ方もそれぞれ

 ▼那覇市久茂地のタイムスビル1階に27日まで展示されている第5回県新聞スクラップコンテスト入賞作品に感心した。小・中・高校生の旺盛な好奇心と見やすい工夫を楽しむ姿勢が頼もしい

 ▼沖縄戦や新基地建設問題、安保法など「若者は関心を持つだろうか」と気になっていたテーマを扱った子も多く、少しホッとした

 ▼島袋きららさん(糸満高2年)は毎日、記事を選んで自分なりにまとめることで「なぜそうなったのか」疑問を持つようになったと記す。政治問題から交通安全、子ども議会まで背景や意味を考えた。ニュースを見聞きしているだけだった時には、なかったこと

 ▼仲村華倫さん(越来小4年)は小学1年の時にスクラップに出合い、教えてもらいながら始めた。今では自力で完成させ、4年生ながら小学高学年の部で知事賞に輝いた

 ▼日々の努力と思考の積み重ね、個性が詰まった宝物。読み終えると、スクラップブックの重さが増したように感じた。伸びようとする子どもの力を、ぜひ多くの人に見てほしい。(安里真己)