【宜野湾】来年1月の宜野湾市長選まで24日であと1カ月。立候補を表明している現職で再選を目指す佐喜真淳氏(51)=自民、公明推薦=と新人で元県幹部職員、志村恵一郎氏(63)の両陣営が繰り広げる事実上の選挙戦も新たな段階に入ってきた。今後は各支持基盤をいかに固めきるかのほか市長田、我如古といった新住民中心に人口の多い市南側地域の攻防も注目されそうだ。(中部報道部・前田高敬)

志村恵一郎氏(左) 佐喜真淳氏(右)

■細かく懇談 実績掲げ佐喜真氏

 佐喜真氏の陣営ではこれまで市内17カ所以上で地域懇談会などをこなし、市議らのネットワークを使って各地の郷友会や同窓生の集まりにまめに参加しては支持を訴えるなど、地縁・血縁を生かした票固めを進めてきた。地元の市真志喜のほか野嵩など比較的古くからの住民が多い地域では活動量も先行している。

 加えて推薦を決めた公明党が先週末から本格始動、小規模事業者などが多い同党の支持層にもアクセスできるようになった。21日夜に市内で開いた激励会は9月の出馬表明後初めて同党関係者も参加して「自公の結束により再選を」とアピールした。

 陣営では、当面は重点地域などは設けず市内全域で集会や街宣などを続けるというが、地域によっては公民館建設の実績をアピールする横断幕を掲げるといった細かな戦術も徐々に始めている。

■大きな集会 集中的に志村氏

 一方の志村氏陣営では、9日の総決起大会まで約1カ月余りの間に規模の大きな集会を集中的に実施。知名度アップを図り、その後は支持する「オール沖縄」勢力を構成する社民、共産、社大の各党や県議会会派の県民ネット、一部保守勢力や企業グループ、支持者らの開く小規模集会や街頭活動に力点を移した支持固めを進めてきた。

 選挙告示直前の大規模な集会開催に翁長雄志知事の出席も得る方向で調整している。また近隣町村の会合にも積極的に赴き、県政とともに宜野湾を中心とした「中部南地域」の発展を図る姿勢もアピールする。

 陣営では市政野党の市議が不在な市西海岸地域や我如古などのほか佐喜真氏の地元の真志喜を重点地域と位置付け浸透を図ることにしている。訴える内容も、子育て支援や教育の充実といった若い世代向けにも力点を置くという。