国土交通省は2016年度の海上保安庁関係予算案で、石垣市の尖閣諸島周辺海域の海上保安体制の増強で78億4千万円を盛り込んだ。不法行為に対応する24時間監視体制を構築するため、19年度までに新型ジェット機3機を那覇航空基地に配備する予定。

那覇航空基地に現在配備されている海上保安庁のジェット機=2005年撮影

 外国漁船の違法操業に対応する小型巡視船は、宮古島市の伊良部島に17年度までに6隻を増強。将来的には9隻に増やしたい考え。拠点施設も整備する。

 尖閣警備などに要する巡視船の燃料費も確保。専従体制の確立に向け、石垣港の拠点機能強化へ宿舎の整備も盛り込んだ。

 尖閣などの関連では15年度補正予算でも255億円を計上している。

 また、航空局関係では16年3月末で期限が切れる那覇空港の着陸料と航行援助施設利用料の軽減措置は県の要望を受け、1年延長する。海外旅客線の割引率拡充は見送られた。