沖縄県の翁長雄志知事は24日、内閣府に島尻安伊子沖縄担当相を訪ね、2016年度予算案で前年比10億円増の3350億円が確保されたことに謝意を伝えた。翁長知事は「立派な金額を出していただいた。心から御礼を申し上げたい」と感謝した。首相官邸で菅義偉官房長官とも非公開で対談した。

菅義偉官房長官との面談後、記者団の質問に答える翁長雄志知事(中央)=24日、首相官邸

 島尻氏との会談の冒頭、翁長知事は子どもの貧困対策や那覇空港第二滑走路、一括交付金、北部振興など県の要望が予算に反映されたことを挙げ、「今一番の課題を抱えているものに、しっかり(予算が)付いたことが一番大きい」と評価。子どもの貧困対策は島尻氏と協力して推進することを確認した。

 その上で、10年計画の21世紀ビジョン基本計画で折り返し地点となる来年度に向け、「予算をしっかり踏まえて前半を締めくくって、後半に力を発揮したい」と意欲を示した。

 島尻氏は「県民に満足いただけるような振興予算になったかなと、少しほっとしている」と応じた。

 翁長知事によると、菅官房長官からは失業率や有効求人倍率の改善へ激励を受けた。対立が続く辺野古新基地問題には触れなかった。農林水産省に森山裕農水相も訪ね、サトウキビの交付金額が維持されたことなどに礼を述べた。