沖縄県は13日、粟国村の粟国浄水場で、離島の水道料を本島並みに引き下げる県水道用水供給事業の開始式典を開いた。粟国での事業は1日にスタートしており、2021年度までに渡嘉敷、座間味、渡名喜、南大東、北大東、伊平屋、伊是名の離島7村にも広げる考え。

(資料写真)水道

本島との水道サービス格差解消にへ粟国村で県水道用水供給事業が始まったことを記念し、除幕された石碑=3月13日、同村(県建設課提供)

(資料写真)水道 本島との水道サービス格差解消にへ粟国村で県水道用水供給事業が始まったことを記念し、除幕された石碑=3月13日、同村(県建設課提供)

 県建設課によると、沖縄本島の23市町村はダムや浄水場を運営する県企業局から水を1トン102・24円で買って利用者に配水。世帯ごとで見ると月間使用量28トンで水道料は4374円になる。

 離島は水が乏しい中、海水から淡水をつくる設備などが必要となり、村が取水から直接運営するため割高になる。高い順に北大東村1万1362円、南大東村1万976円、粟国村1万144円。県水道用水供給事業では運営を県が担い、老朽施設の建て替えや修繕などに当たり、管理コストを落とす。

 粟国村によると、これまで基本料金が月間6トン1600円が8トン1000円に、追加1トン当たり350円から200円に下がる。5月下旬の料金徴収から反映される。新城静喜村長は「離島は水の確保に苦労し、高い水道運営経費にも悩まされてきた。暮らしやすくなると思う」と喜んだ。

 県建設課によると県水道用水供給事業は16~25年度の取り組みで、総事業費は約202億円。一括交付金を充てる見通しを立てている。