かりゆしウエアの販売時に付けられる下げ札に、来年4月までに「伝統工芸かりゆしウェア」と「デザイナーズメードかりゆしウェア」の2種類が新たに加わる。かりゆしウエアの下げ札がない類似商品との差別化を図り、品質保持につなげるほか、消費者に対し伝統工芸品使用やデザイナー作製などの高付加価値のかりゆしウエアを判別しやすくする。

3種類の下げ札をPRする(右から)大坪愼治理事長と大谷哲生理事長、協働センターの荷川取隆事務局長=24日、沖縄県庁

伝統工芸品が使われたかりゆしウェアに付ける下げ札

デザイナーなどが造ったかりゆしウェアに付ける下げ札

3種類の下げ札をPRする(右から)大坪愼治理事長と大谷哲生理事長、協働センターの荷川取隆事務局長=24日、沖縄県庁 伝統工芸品が使われたかりゆしウェアに付ける下げ札 デザイナーなどが造ったかりゆしウェアに付ける下げ札

 24日、商標を管理する県衣類縫製品工業組合(大坪愼治理事長)と、新たな下げ札を管理するNPO法人県工芸産業協働センター(小橋川順市理事長)、ファッションデザイナークラブ琉球(大谷哲生理事長)が県庁で会見した。

 かりゆしウエアは「県産品で、沖縄らしさが表現されていること」と定義されており、現在の青い下げ札は、同組合が認定した工場で生産された商品にのみ付けている。伝統工芸の産地組合が製作したかりゆしウエアには下げ札がなく、消費者の混乱を招く要因になっていたという。

 伝統工芸品の産地組合の理事長らが参加する県工芸産業協働センターでは、来年4月以降の販売から対応。デザイナークラブは同2月ごろから対応するほか、個人デザイナーや洋装店などへ参加を呼び掛ける。同センターで年間500~600枚、デザイナークラブは初年度で3千枚程度の生産を見込む。

 また、小売店などには、かりゆしウエアと類似品を区別した販売に理解を求めていく。

 大坪理事長は「下げ札のないかりゆしウエアが無くなり、品質や商標が守られる」と強調した。