一族の家系図をインターネット上で共有し、自身のルーツや親族の歩みを確認できるクラウドアプリ「Gajumoガジュモ」を玉元三奈美さん(30)が開発し、利用を呼び掛けている。「世界のウチナーンチュ大会」に関わってきた玉元さん。海外の県系人から「親戚とのつながりを知りたい」などの相談を受け、世界どこからでもアクセスできる「家系図アプリ」の構想を練ってきた。「個々人の歴史も記録できる。一族それぞれの人生を子孫に伝えてほしい」と呼び掛けている。

クラウドアプリ「Gajumo」の画面を披露する玉元三奈美さん=15日、沖縄タイムス社

一族の系図やライフヒストリー、写真などがワンクリックで記録できる「Gajumo」の画面

クラウドアプリ「Gajumo」の画面を披露する玉元三奈美さん=15日、沖縄タイムス社 一族の系図やライフヒストリー、写真などがワンクリックで記録できる「Gajumo」の画面

 Gajumoは、月額500円でアカウントが得られ、一族がパスワードを共有すれば、世界中から家系図を加えることができる。

 中心人物から父母、きょうだい、長男、長女などの項目を登録。名前や生年月日、出身地、屋号、家紋、お墓の場所などのほか、写真や経歴も記録でき、家族の歩みを親族や子孫に伝えることができる。

 「別系の家系図を作成」をクリックすれば、母系の家系図も制作可。親族の出身地情報は世界地図に表示され、各地に移り住んだ一族の広がりも確認できる。

 玉元さんは2011年からウチナーンチュ大会に関わり、16年は「世界若者ウチナーンチュ大会」の実行委員長を務めた。国外の県系人が、自身のルーツや親族のつながりに強い思いを抱く一方、情報が少なく来県しても戸惑う場面に出くわした。

 紙の家系図では一部の人が保管し、親族間の情報共有が課題。玉元さんは、世界各地の親族が共有できる家系図アプリの開発を目指し、昨年7月に株式会社「Gajumo」を立ち上げ、制作を進めてきた。

 今月完成したアプリは日本語のほか、英語やポルトガル語、スペイン語にも対応。「沖縄の年中行事」の日時や意味、手順なども掲載している。

 玉元さんは「先祖や親類の歩みを知ることで親族間の一体感が生まれる。100年後、200年後にウチナーンチュの歴史を伝えていく手伝いになれば」と意欲を見せている。

 「Gajumo」のアドレスはhttps://gajumo.net/

 1週間は無料で体験できる。