琉球王国時代の年始行事の一つとされる「首里城への美御水(ヌービー)の奉納祭」(主催・首里当蔵町自治会)が27日、首里城周辺で厳かに執り行われた。同自治会やNPO法人首里まちづくり研究会などのメンバー約50人がノロや役人に扮し、古式ゆかしい儀式を再現した。

首里城へ美御水(ヌービー)の奉納に向かう一行=27日午後、那覇市・首里城公園(金城健太撮影)

 「美御水」は、国王の健康や国の繁栄を祈願して献上されたもの。一行は、国頭村辺戸の大川と浦添市沢岻樋川でくまれた水を合わせた「美御水」を手に、クェーナと呼ばれる古謡を口ずさみながら、城内まで練り歩いた。

 浦添市役所から首里まで水を届けるボランティアを担った、座喜味盛邦さん(66)=那覇市=は「縁起物だと思い、初めて参加した。沿道からの声援もあり楽しかった」と笑顔をみせた。

 「美御水」は、1月3日まで首里城正殿内で展示される。