9秒でまるわかり!

  • 翁長希羽ちゃんの心臓移植支援募金が目標の3億2000万円達成へ
  • 医療用ジェット機などを調達し、来月中旬にも米国で手術を受ける
  • 父親「多くの人が助けてくれて言葉にならないくらいありがたい」

 重い心臓病で、早期の移植手術が必要な翁長希羽ちゃん1を支援する「のあちゃんを救う会」は28日、米国での移植手術を受けるために必要な目標額3億2千万円のめどがついたとして、募金の呼び掛けを終了、たくさんの人々の協力に感謝した。来月中旬にも希羽ちゃんを渡米させる方向で調整を重ねている。

翁長司さん

募金額が目標に到達したことを報告する「のあちゃんを救う会」の平良誠共同代表

心臓移植手術を待つ翁長希羽ちゃん(「救う会」提供)

翁長司さん 募金額が目標に到達したことを報告する「のあちゃんを救う会」の平良誠共同代表 心臓移植手術を待つ翁長希羽ちゃん(「救う会」提供)

 同日までに寄せられた募金総額は3億433万8462円。同会は、現在県内外に設置している数百箱の募金箱や未確認分の口座振り込みを集約すれば、目標額に届くと判断した。

 同会は今月中旬、手術を受ける米コロンビア大へデポジット(入院保証金)の185万ドル(約2億2500万円)を支払った。

■「救う会」募金を終了 父親「多くの人に感謝」

 「のあちゃんを救う会」事務局は、28日に開いた募金活動終了報告の会見で、3カ月半にわたる多くの支援に感謝し、深々と頭を下げた。現在、国立循環器病研究センター(大阪府)で希羽ちゃんを看病する父の司さん(39)は「年内に目標額に届くと知り、驚いている。小さな命を救うために、多くの人が助けてくれて、言葉にならないぐらいありがたい」と語った。

 平良誠共同代表は、現在、県内外に設置する数百箱の募金箱の回収呼び掛けと、渡米スケジュールを報告。同会は今月25日、同研究センターで司さんと母の涼子さん(41)、医師らと渡米に向けて会議を開催。来月中旬にも渡米する方向で調整を重ねている。

 現在、同行する司さんらの医療ビザ取得のほか、希羽ちゃんが補助人工心臓で、通常の旅客機では搬送できないため医療用ジェット機を調達するなど、手配を進めているという。

 平良共同代表は「設置した募金箱の回収を急ぎ、年明けには総額を発表したい」と、募金箱の返却を呼び掛けた。同会は年内は30日まで、年明けは4日から開所する。5日に正式な募金総額を発表する予定。同会には28日も続々と寄付が寄せられ、ジュンク堂那覇店が13万9579円、県ハイヤー・タクシー協会が55万6432円を贈った。