全国で免税店などを運営するアレキサンダー・アンド・サン(東京都、河村沅玲代表)はこのほど、ことし8月末に閉鎖されたかんぽの宿那覇レクセンター(那覇市)の土地と建物の所有権を取得した。取得日は12月18日。施設の宿泊施設部分を活用し、来春にホテルの開業を目指す。

東京の企業が所有権を取得した「かんぽの宿那覇レクセンター」=2013年6月、那覇市港町

 那覇レクセンターは、かんぽの宿として1980年に開業。敷地は7646平方メートルで、7階建ての建物は客室やレストランなどを備えた宿泊施設と、体育室やプールなどがあるスポーツセンターに分かれていた。日本郵政は全国のかんぽの宿について、来客数の低迷などによる赤字のため、収益が悪化している施設の売却を進めてきた。

 アレキサンダー・アンド・サンは東京都や大阪府などで免税店や宿泊施設を運営しており、県内でも糸満市で免税店舗を構えている。那覇レクセンターについては、残された宿泊施設の基本構造を生かし、レイアウトを変更して76~80室のホテルとして開業を目指す。

 ホテルブランドについては自社グループで運営するホテルのノウハウを生かし、独自でホテルを運営する。残されたスポーツ館の活用については、来年夏ごろから検討していく。

 同社の担当者は沖縄タイムスの取材に対し「新たなホテルの開業で地域の雇用にも貢献したい。県民にも喜んでもらえる施設を目指す」と話した。