今夏の世界文化遺産登録を目指す「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産の一つ、国宝の大浦天主堂で17日、幕末期に信者がひそかな信仰を神父へ告白した「信徒発見」から153年の記念日に合わせたミサが、厳かに行われた。

 大浦天主堂で行われたミサ=17日夕、長崎市

 大浦天主堂は1864年に完成し、翌年に起こった信徒発見の舞台。浦上地区の十数人が、潜伏キリシタンであることを明らかにした。約250年間にわたる弾圧に耐えて信仰を受け継いできたことは、宗教史上の奇跡と評価されている。

 ミサを開いたカトリック長崎大司教区は、登録審査を前に、天主堂の敷地内にある国の重要文化財「旧羅典神学校」を改修した。(共同通信)