米軍基地問題など硬いニュースであふれた今年も残りわずか。新年は明るく温かな気持ちで迎えてほしい。年忘れハッピーニュースを紹介します。

琉花のおっぱいを飲む琉美。葉っぱも食べるが、まだ母乳が中心=26日、沖縄こどもの国

台湾の観光客家族を無事病院まで送り届けた宮城正樹さん(左)と佐久原清さん=宜野湾市役所

月に一度の「癒やし大学」の勉強会で、話に花を咲かせる若尾美希子校長(右から2人目)、生徒の宮里祥子さん(中央)ら=26日、那覇市松山

琉花のおっぱいを飲む琉美。葉っぱも食べるが、まだ母乳が中心=26日、沖縄こどもの国 台湾の観光客家族を無事病院まで送り届けた宮城正樹さん(左)と佐久原清さん=宜野湾市役所 月に一度の「癒やし大学」の勉強会で、話に花を咲かせる若尾美希子校長(右から2人目)、生徒の宮里祥子さん(中央)ら=26日、那覇市松山

■沖縄生まれの赤ちゃんゾウすくすく 琉美もう400キロ

 ゾウの赤ちゃん琉美(るび)が、すくすくと成長している。

 3月4日、沖縄市胡屋の沖縄こどもの国で、インドからきたアジアゾウ琉花から生まれた(3月6日紙面)。ゾウの出産は県内初で、全国でも10例目。100キロだった体重は、4倍の400キロとなり、今も1日約1キロずつ大きくなっている。

 生後半年ごろまでは、始終おなかをこわしたが、今では「元気すぎるくらい」と飼育員の安座間健也さんが感心するほど調子がいい。柔らかい葉っぱも食べるが、栄養の中心は、まだお母さんのおっぱいだ。2400キロの琉花に比べると小さいが、飼育員が力いっぱい押しても、ビクともしないたくましさだ。

 飼育員にじゃれながらぶつかってきたり、来訪者を鼻先で触ったりと、いたずら好き。ゾウは2歳までは赤ちゃん。琉美のかわいい盛りは続く。

■外国に関心 語学に精 クラゲに刺された台湾人救う

 台湾からの観光客家族がクラゲの被害に遭い、病院に行くつもりが誤って宜野湾市役所に。市の職員2人と市民が連携プレーで言葉の壁を乗り越え、家族を無事病院に送り届けた(8月26日紙面)。

 この連携プレーを演じたのが、市役所職員の宮城正樹さん(31)と佐久原清さん(40)、そしてたまたま市役所にいた県立総合教育センターの當間文隆さん(45)。記事掲載の後、沖縄観光コンベンションビューローが外国人観光客を温かく迎えようと推進する「ウェルカムんちゅ」のリーダーに任命された。

 宮城さんは「特別な任務があるわけじゃないけど」と笑いつつ「外国に関心を持つ機会になった」。今は市の語学講座で学びつつ台湾行きを模索中という。

■「癒やし大学」年末年始も開校 夜の街、若者の居場所に

 夜社会に働く若者の居場所をつくりたいと、2015年春に那覇市松山のど真ん中に開校した「癒やし大学」(4月19日紙面)。キャバクラや風俗で働く若者が気軽に立ち寄れるよう、今も試行錯誤の最中だ。「いつでもあなたを待っている場所がある」。夜の街にメッセージを発信するため、年末年始も深夜に灯をともし続ける。

 想定よりも、現役で働く若者の来所が少なかったり、一度足を運んで来なくなったりと、課題も多いが、校長の若尾美希子代表は焦らず、夜の街でチラシを配る。「自分自身に向きあいたくなくて感情にふたをする子も多い。時間はかかりますよ」

 優しくされると抵抗を感じる風俗勤務の女性、子どもとの接し方に悩む元キャバクラ勤務の母親-。開校を機に、依存や怒りを手放せない若者との出会いが格段に広がったのも確かだ。昼夜逆転で福祉の手が届きにくい夜社会。若尾さんの挑戦は続く。