【浦添】琉球水難救済会は24日、浦添市西洲にある那覇港浦添埠頭(ふとう)一文字防波堤の3カ所に救命用の浮具を設置した。同防波堤は船荷の積み降ろしをする大型車が行き交う地域の先端にあり、高さ7~8メートル。釣り人や水遊びをする子どもが日常的にいて、いったん転落すると自力で上がれない。さらに、消防車が防波堤の付け根までしか入れないため到着に時間がかかる。パトロールをしてはいるものの危険が大きいと判断した浦添市消防署内間出張所(銘苅敏雄所長)が県内で初めて琉球水難救済会に浮具設置を要請し、実現した。

浮具を設置する琉球水難救済会の浅野貞雄常務理事(右)と浦添市消防署内間出張所の銘苅敏雄所長=浦添市西洲の那覇港浦添埠頭一文字防波堤

 浮具には約20メートルのロープが付いており、溺れた人がつかめるまで何度でも引き上げて投げ直すことができる。救済会の浅野貞雄常務理事は「この浮具があれば、現場に居合わせたすべての人が救助員になれる」と話しており、県内各地でニーズが高いとみている。