米軍牧港補給地区内にあるキンザー小学校の児童36人が9日、沖縄戦の激戦地で米映画「ハクソー・リッジ」の舞台となった沖縄県浦添市の前田高地を訪れ、千羽鶴4775羽を手向けた。折り鶴を作りながら沖縄戦の歴史を学んだ児童は平和への願いを込め、黙とうをささげた。

千羽鶴を手向けるキンザー小学校の児童=9日、浦添市の「前田高地平和之碑」

 同小で日本文化を教えている下條綾乃さん(44)が「鶴を折りながら沖縄戦や平和について考えてもらおう」と企画。2月には、前田小学校の児童と一緒に鶴をつなげる作業をし、交流を通して平和への相互理解を深めた。

 前田高地にはキンザー小の3~5年生が訪問。戦時中に住民の避難壕として使われたディーグガマと、旧日本軍の戦没者が刻銘された「前田高地平和之碑」に千羽鶴を納めた。案内したうらおそい歴史ガイド友の会の玉那覇清美さんは「戦争を起こすのは人間で、戦争を許さない努力ができるのも人間。あらゆる戦争を憎み、平和で住みよい地球をつくるのはあなたたち」とのメッセージを送った。

 シェイラ・ランバートさん(10)は「折り鶴を作る作業を通して学んだ沖縄の歴史を、世界の人に広めたい。それが平和につながると思う」と語った。